借主が亡くなったら賃貸借契約はどうなるんだろう?

 最近、とあるオーナー様よりこの様な質問を受けました。

Q 借主の方がお亡くなりになりました。賃貸借契約は終了するのですか?

最近ではたまに耳にするケースです。
借主が亡くなると賃貸借契約は当然に終了すると思われているかたも多い様ですが、そうではありません。亡くなった借主に相続人がいれば、その方に賃借権は相続されます。では、相続人がいた場合どの様な手続きが必要になるのでしょうか?
基本的に賃借権は相続されるものですので、まず相続人の方に連絡を取り意思を確認しましょう。賃借権を放棄するということであれば、一筆書いて頂いたほうが確実でしょう。相続人が複数人おられる場合、その方にも確認を取らないといけませんので少し手間がかかります。もし相続人に意思確認を行わず解約手続きをとった場合、苦情等がくることもあるかと思います。法律上の正しい手続きとしては上記の手続きとなります。

その他、複雑なケースもあると思いますが、その様な際は是非ご相談ください。

平成25年度 税制改正

こんにちは。 今回は、平成25年度の税制改正によって不動産オーナーさまに影響が出そうなポイントを書いていこうと思います。 何回かに分けて書いていきますので、宜しければご覧下さい。 【相続税・・・基礎控除が大幅に変更】 大家さんであれば誰しも気になる相続税。今回の改正により基礎控除に大幅な変更が出ています。 現行 5,000万円+1,000万円×法定相続人の数   改定後 3,000万円+600万円×法定相続人の数 この変更によりどれくらいの差が出るかというと、、、  例) 配偶者・子供2人が相続人の場合・・・ 現行 5,000万円+1,000万円×3 =8,000万円 改正案 3,000万円+600万円×3 =4,800万円 基礎控除がこれだけ下がると納税者数が大幅に増えることが想像できます。 これからは、『投資家=相続税対策必須』と言っても過言ではないのではないでしょうか。 法人化など節税対策もございます。受け持ちの税理士様にご相談ください。 本日はここまでです。