物件の探索
最初に、希望するエリアや家賃、間取りなど自分の希望条件に合った物件を探します。
不動産会社やインターネットの物件検索サイトを利用してお部屋探しを行うのが一般的ですがインターネット上の情報はおとり広告や古くなってしまっているものも多いのでこまめなやり取りが大事です。このような条件で探しているが現在空いている(退去予定なども含めて聞く方が良いです)部屋でどんなものがあるか?と事前に確認しておくことも大事です。
Point 相場を知ろう
インターネットなどで探している地域の相場をつかむことが重要です。設備によって家賃は大きく変わりますが、この設備だと大体このエリアではいくらくらい。その金額だと予算に合わないからこの設備はあきらめようとか違うエリアを見てみようとか、、指針が決まると思います。又、進学先が決まっている状態であれば、その学校に通う下宿性はどのあたりに多く住んでいるのか等も最初に確認したほうが良いポイントです。基本的には学校近くとなると思いますが、例えば神戸の三宮等の学校の方は三宮が繁華街であることから少しエリアを離すような方もおられます。
内見
次に、気になる物件が見つかったら、内見をします。
内見とは、実際に物件に行って、室内を見学することです。
1回の内見は、大体2時間程度で3~5件ほどの物件を確認できます。
しかし、道が混んでいるなど不測の事態でもっと時間がかかってしまう場合があります。
そのため、内見の際は時間に余裕をもって来店するようにしましょう。
物件を実際に見学することで、間取りや設備の状態、周辺環境などの確認ができます。
内見時に感じた入居する場合の希望や不安などを不動産会社やオーナーへ申込前に伝え、納得のいく物件選びができるようにしましょう。
Point 1 予約
内見したい場合は事前に不動産会社に予約して来店するのがおすすめです。
直接店舗へ赴いて、その日に内見できる場合もありますが、店内が混雑していたり、物件の鍵を家主が持っていたりするなどで、その日に内見できない場合もあります。
そのため、事前に予約しておくと内見がスムーズになります。
Point 2 メモやメジャーは大事
内見では写真だけでは分からないところを確認することができるので、しっかりと物件の確認を行いましょう。
例えば、トイレやお風呂、キッチン、収納などの設備の状態や、窓や壁、床などの傷や汚れ、防犯面は優れているかなど自分の希望を満たしているかチェックしましょう。
周辺環境については、駅やスーパー、コンビニ、学校などが近いかどうか、騒音が気にならないかなども確認しましょう。
また、内見の際に引っ越し先にもっていきたい家具の採寸メモとメジャーを持っていくと、内見と採寸を一気に行えるのでおすすめです。
Point3 WEB内覧
弊社ではなかなか内覧に来られない方向けにWEB内覧を行っています。事前やり取りで希望条件などをお教えいただけましたら、物件のご提案をさせて頂きますのでその中から見てみたいものをお教えいただきましたら日時を決めてご内覧頂けます。尚、WEB内覧はLINE等の動画機能を使ってのものとなります。
お申込み
内見後、気に入った物件があれば、お申込みを行います。
希望する入居日や条件交渉がある場合はお申込み時に伝えましょう。
申し込みには、身分証明書(免許証、保険証、マイナンバーカードなど)、合格通知、印鑑(認印)などが必要なケースがございます(マンション管理会社によります)。もし忘れていてもメール添付やライン添付等でも対応可能です。
また、入居者の審査があるため、後日、面接や電話による本人確認がある場合があります。
入居審査
お部屋のお申込み後は、不動産会社やオーナー、家賃保証会社による入居審査が行われます。
Point
最近は連帯保証人に加え、家賃保証会社の加入を求められることが多いです。
そのため、オーナーや不動産会社の入居審査に加えて家賃保証会社が加入審査を行う場合もあり、家賃保証会社から連絡が入ることがあります。電話などを取らずにいるとそれだけで審査に通らなくなるということもありますので家賃保証会社での申し込みの際は電話なども取るようにしてください。
重要事項説明(重説)
その後、入居審査に通ったら、重要事項説明を受けます。
重要事項説明とは、賃貸借契約前に物件の詳細や利用条件など、物件と契約に関する重要な事項を説明することです。
重要事項説明は宅地建物取引業法(宅建業法)で不動産会社の宅地建物取引士(宅建士)が必ず行わないといけないと定められています。
具体的には、以下のような項目が重要事項説明に記載されています。
- 契約期間や契約更新の手続き
- 物件の基本状況や設備状況について
- 災害区域内やアスベストの使用状況、耐震診断の内容など物件の安全性について
- 賃料や管理費(共益費)、敷金・礼金の金額と支払い方法と期限
- 連帯保証人の限度や責任範囲
- 家財保険の加入義務と内容
- 修繕費用や退去時の原状回復費用の負担方法
- 入居中の禁止事項や世帯規制や騒音規制などの利用条件
- 特約条件の設定内容について
重要事項説明は、入居後のトラブルを防ぐためにも非常に重要な内容です。
もし、不明な点があれば、重要事項説明書に署名捺印する前に必ずその場で宅地建物取引士に質問をするように心掛けましょう。
Point オンライン重説
店舗に行かなくても重要事項説明を受けることができるオンライン重説も増えてきました。
オンライン重説は時間や手間がかからず、説明を受けることができるため、最近人気のサービスです。
オンライン重説時もしっかり契約内容を確認して、分からないことはオンライン重説時に必ず確認するようにしましょう。
オンライン重説後は、重要事項説明書に署名捺印をして、不動産会社に返送します。
契約
重要事項説明の確認が完了したら、契約を行います。
賃貸借契約書は不動産会社やオーナーが作成します。
賃貸借契約書には、契約期間や賃料や敷金・礼金などの金銭情報や、入居時や退去時の注意事項、更新に関する規定など重要事項説明書と同じような内容が記載されています。
しかし、契約書の方が詳細に内容が記載されているので、内容をよく確認して、納得した上で契約を行いましょう。
この時、保証会社契約と家財保険の加入を同時に行うことがほとんどです。
Point 契約にお越しになれない方は、、、
遠方からのお引っ越しでなかなか来られないという方は、郵送とお振込みという形でも可能です。
初期費用支払い
契約時に初期費用の請求書が発行されるので、記載された賃料や敷金・礼金などの初期費用をを決められた期日までに支払います。
一般的な支払期日は審査終了後~1週間~2週間以内前後で設定されていることが多いです。
初期費用は賃料や契約条件によって異なりますが、大きなお金となりますので、事前に準備しておくと安心です。
鍵の受け取り
契約開始日もしくは入居開始日に合わせて不動産会社から鍵を受け取ります。
基本的には、不動産会社の店舗で鍵を受け取ります。その際に、本人確認書類が必要な場合があるため、身分証明書や印鑑を持参するようにしましょう。
鍵はオーナーから貸借されたものですので、紛失や盗難などには十分注意しましょう。
また、不用意に鍵を貸し出すことは避け、他人に使用させる場合には必ず不動産会社やオーナーに許可を得るようにしましょう。
Point
お部屋探しのお客様で店内が混雑し、鍵の受け取りに時間がかかってしまったり、店の休日で鍵を受け取れなかったりすることもありますので、事前に鍵の受け取り希望日を伝えておきましょう。
入居開始
部屋に入ったら、すぐに室内の状態を確認し、建物や部屋に傷や汚れがあれば、写真を撮っておくことが重要です。室内に不具合やトラブルがあった場合は、早急に不動産会社やオーナーに連絡し、修繕や解決を求めるようにしましょう。
以上が、賃貸物件を契約する一般的な流れです。
ただし、物件によっては、流れが異なる場合がありますので、契約前にしっかりと確認しましょう。